9/23に稲刈りをしてきた。
稲刈りを簡単にするためには「9月頭に、田んぼの中の雑草を抜いて回る」ことが、非常に重要であると感じた。
その理由を、以下詳細に記す。
家で食べる分だけのお米を作っている実家では、毎年家族総出で稲刈りをする。
稲刈りは、バインダーと呼ばれるタイプの稲刈り機を使って行う。
https://www.yanmar.com/jp/agri/products/harvest/binder/be/
稲刈りと、稲の結束を同時に行う機械である。
今年は例年より以下二点の問題が多発した。
①結束内への雑草混入
②結束ミス
①の現象は、除草剤の効きが悪く、雑草が大量発生し、稲の束の中に雑草が混じってしまったことを意味する。
雑草の中には硬い小さな粒を持つものがあり、脱穀精米してもこの粒が取り除けず、炊いたご飯にまで混じることが問題である。
②は稲刈り機の調子が悪く、結束ミスが頻発していた。そのため、刈ったあとにバラバラになった稲を手作業で紐で束ねる作業が余計に発生してしまい、時間が非常にかかってしまった。
①は大きく分けて2つ原因がある。
1つは雨が大量にふり、田んぼに流れ込む水が増えてしまった。それに伴い農薬の効果を低減させてしまう藻が入り込んだ、といった自然現象が原因だった。
2つ目は、田んぼに流れ込む水路は区で管理しているため、個人が勝手に田んぼへ流れ込む水の量をせき止めて調整することが出来ず、藻が流れ込む事を止められない、という政治的な原因だった。
ただし、②については、事前に雑草を抜いておく事で、かなり軽減できると考えられる。
さらに、雑草を事前に抜くことは、稲刈り作業の時間短縮も見込める。
「稲刈り後、結束に混入した雑草を取り除く」ことより「雑草を稲刈り作業前に抜く」時間の方が短くて済みそうなのである。
おそらく前者は、田んぼ全体を一人で行えば、4、5時間強、後者は3時間足らずと推測できる。
さらに「結束から雑草を取り除く」より
「田んぼに生えている雑草を抜く」方が遥かに簡単で、残さず出来そう。
また、雑草が結束に混入することで、結束ミスを誘発していると、私の父は仮説を立てており、①も同時に改善が見込める。
自然や地区へのお願いはハードルが高い。
しかし我が家の中だけで出来る、効果的な対策が見えた気がして、来年の稲刈りが楽しみになった。
今年はかなりストレスのたまる稲刈りだった。
来年は稲刈り直前の9月頭に、まずは雑草を抜くところからスタートしたい。