MMAと生活

日本の総合格闘技と、その他日々の生活の日記です

年末の格闘技が近づく!でもそれより復活した二人の男が気になる…

ずっと廣田選手のその後が気になっていた。
素直に嬉しい。また彼の試合が見れるのだから。
 
 
彼はプロとして、許されざる失敗をしてしまった。
悔しいし、恥ずかしいし、情けないし、格闘技を辞めてしまうと思った。
でもやめられないよな。本当に嬉しい。
 
やっぱり私は、
新しくて若い、負けないスターより、
傷だらけで、ボロボロで、ダサくて情けなくて、それでも立ち上がって前を向く人に感情移入できる。
 
今回は階級も上げたし、万全の状態で、Eat The Richを聞かせて欲しい。
 
決して脳や体にダメージを蓄積させて欲しいわけじゃない。
前回の大会で本人が引退を決意するなら、それはそれで尊重したい判断だった。
ただ、どんな形でも、前を向いて立ち上がった姿を見たかっただけなんだ。
 
『若いスターには感情移入出来ない』といってしまったが、歳は関係ない。
私は立ち上がる勇気をくれる人の試合が見たいんだと思う。
試合までの道のり、生き様、試合にかける思いを見せてくれる、そんな人の試合が見たい。
 
安藤達也も試合が見たい一人だ。
 
 
二年前、将来有望なモンスタールーキーとして、Road to UFC Japanに出場した選手だが、
昨年長南亮氏のジムを除名されてしまった。
 
長南亮氏は強い人だと思う。発言もチームを引っ張る姿も力強くて、確実に日本MMAに影響力のある人物の一人だと思う。この人の元、厳しい環境の元で耐え抜き、成長することが出来たら、とても誇りに思えるし、勇気がもらえると思う。
 
そんな人に『練習をしないから除名した』とみんなの前で言われて。『反論の余地の無い正しい理由』で突き放されて。
 
悔しいし、恥ずかしいし、情けないし、彼も格闘技を辞めてしまうと思った。
 
負けた悔しさから不貞腐れて、練習しなくなる事は、本当に恥ずかしい事だと思う。安藤選手の未熟さが招いた、短絡的な過ちだと思う。
 
でも、冷静に考えれば、誰だってそんな恥ずかしい過ちをしてしまうときがあるのでは無いだろうか。自分の未熟さ、実力の無さから、意図せず恩人を裏切ってしまうことが。
 
彼はまだ戦い続けることを選んだ。
腐らずここから、自分の力で、自分の判断で、前を向いて進んで欲しい。