MMAと生活

日本の総合格闘技と、その他日々の生活の日記です

全てのお母さんは毎日がMMAなのだと思う

7/29のRIZIN11も、自分としては楽しみな選手が出てくれてとても嬉しかった。

五味選手の試合が一番興奮したけど、一番思い入れがあったのは山本選手vs石岡選手だった。

煽りの中で『普通のお母さんがしている事を私は出来ていない』と山本選手が言うくだりがあったが、女性ファイターはそういう想いとも戦っていると思うと、胸が熱くなる。

 

男性ファイターは家庭を持っていても、子育てへの責任を問うような煽りVを作られる事はまず無いが、子供を持つ女性ファイターは絶対に「育児との両立」を強調されてしまう。 

 

2018年現在の、日本で働く全てのお母さんが抱える問題だから、共感を得られるテーマと言う事で、強調されることは仕方のないことだし、見ている自分も少なからず「子供を犠牲にしている(決してそんなことは無いが)、でも子供達は戦う母親を純粋に愛している」という部分に心を熱くさせられる。

 

でも、何より子供のためになるのは、彼女たちが言うように、親が、自分のやりたいこと、やるべきことを一生懸命やっている姿を見せることなんだと思う。

 

今日も日本全国で、母親は、育児に家事に仕事に、まさにMMAに挑戦している。

 

もっと父親が育児休暇を取りやすい環境だったり、週休3日になったり、10〜16時で帰れて子供のお迎えに行けるようになったりすれば、もっと日本の「女性MMAファイター」達は自身のキャリアを磨けるし、もう一度PRIDEの様な、世界一のコンテンツを生み出せるんじゃないかと思う。

 

偉そうなことを言っているが、自分自身も、一番身近なMMAファイターを助けるために、よなよな家事育児に手を出すも叱られる、悪戦苦闘の毎日である。